イノシシ標本❸
もうこれ以上は色の変化なさそうなので、中サイズ取り出し、乾燥させました。
脱脂も、ここまでハイター漬けると意味があるのかわからないのでそのまま乾かすことに。
ふつうに骨だー!!!あるある!こんな感じの見たことある!やったー
漬け込みは2日くらい。
30倍くらい?に薄めたハイターを、3回ほど取り替えました。時々かき混ぜたり、骨の向きをかえたりしながら。
取り出した直後↓
あ、キレイキレイ。
骨って白いイメージを持ちますが、こう、いろんな組織がひとつの命を練成してるカラフルなかんじもあって好きです。
だから、手羽先とか食べた後の骨の色とかも好きです。
さて、1時間くらいドライヤーを当てて(たらたら自然乾燥させていたら内側がカビるんじゃないかという恐怖から)真っ白になった骨ですが、
保管方法がわからない。
シリカゲルとかも考えました。
一度乾燥してれば大丈夫だとおもうけど、いまの湿度は侮れない。
ここから、ぜーんぜん色変わらない!というところがありました。
たぶん脂が抜けきっていないところかな?
日本画の制作経験のあるみなさんはお気づきでしょうか…
この色、質感…
「膠(にかわ)じゃね?」
日本画の粉状の絵の具を和紙にくっつけるときに糊の代わりとして使われるあれです。
膠は動物性のタンパク質、コラーゲンが主成分となっております。
皮革や骨髄に含まれる物質で、ワンちゃんのおやつ、ガムとかデンタルボーンとか呼ばれるやつにも使われている。
鹿とか、兎、魚膠まである。
これは、猪膠といったところか?
そうとわかれば途端に強気です。
完全乾燥させて袋で密封しとけば平気なんじゃね
晴れた日に天日干ししたいです。